かめ。ブログ

群青

2021年12月27日
2021年12月27日

目次

昨日、自転車で地元近くに帰っていた時にふとこの今日を聞いていて、
自分の中ですごく心に響いたところがあったのでなんか残しておこうかなーと思いました。
自分の体験や主観が入った感想なので、こんな感じ方もあるんだなーぐらいに思っていただけると助かります。
多分この記事は10年後ぐらいにみたら、黒歴史的な記事になるかもしれない。。ですが、勢いに任せて書いちゃいます。

最初に

この曲は、下記を参考に書かれた曲です。

  • 『月刊アフタヌーン』で連載中の漫画『ブルーピリオド』にインスパイアされている。
  • 青を味方に。を原作として作詞作曲をされている。


どちらも、絵を書くことに向き合っている話です。
絵を描いたり、ものを作っている人にとってはとても響く曲なんじゃないかなと思います。

私は、「ブルーピリオド」はみていませんので、その辺りの解釈は考慮されておりませんm


はじまり

嗚呼いつもの様に
過ぎる日々にあくびが出る

いつも、同じような日々に嫌気がさしていることを表すようなところから物語がはじまります。

さんざめく夜越え今日も
渋谷の街に朝が降る

ここの文章からは毎日、頑張って日々を送っている様子が思い浮かびます。
思い浮かぶ景色は人によってそれぞれ違うものかなと思います。

**「朝まで働いて、帰る日々」**だったり

**「朝までものを作って、ひと休みする光景」**だったり

渋谷の街に**「朝が来る」ではなく「朝が降る」**って表現も素敵です。

どこか虚しいような
そんな気持ち
つまらないな
でもそれでいい
そんなもんさ
これでいい

そんな毎日を過ごすして創作を続けている なかなか成長できなかかったり 同じようなことを繰り返しているような感覚も感じたり

そんな日々を送ると、 「虚しい気持ちになったり」、 「つまらない」と感じたり

そんな日々も、「でもそれでいい、そんなもんさこれでいい」と自分に言い聞かせて納得しています。

次に

知らず知らず隠してた
本当の声を響かせてよほら
見ないフリしていても
確かにそこにある

ここでは雰囲気が変わり「主人公に対しての応援」、「内側から湧き出す声のようなものを表している」のかなと感じました。

知らずに隠していた自分の思い

そんな気持ちに向き合わずに見ないふりをしていたってその気持ちはそこにある」と

やりたいことがあるのに、自分の環境を言い訳にして行動に通せなかったり そんな知らず知らずのうちに制限してしまってる気持ちに向き合ってと。

絵に向き合う

嗚呼 感じたままに描く
自分で選んだその色で
眠い空気纏う朝に
訪れた青い世界

気持ちに向き合い、自分で選び自分で進み絵を描きます。

眠い時でも集中していたら時間が過ぎて朝になっても集中して続けている 悩んで悩んで悩んで、答えが出なくても続けて続けて そんな時にようやく訪れる、できたという感覚(青い世界)

青い世界の表現 ようやく自分の力を出し切って、 なんとか世間(世界)的に良いと自分が感じるものがができたのではないかという表現なのかな思いました。

好きなものを好きだと言う
怖くて仕方ないけど
本当の自分
出会えた気がしたんだ

なにかを作ってる人であれば、この気持ちはすごくわかるかと思います。 自分が思ってるものや表現とかを「好き」と言ってこの感覚が、 「世間」とずれていないかなとか、それを声に出して言うことがとても怖く感じてしまう たけど、それを自身をもって言えるようにになることで、少しだけど本当の自分に向き合えた(出会えた)気がする。

嗚呼 手を伸ばせば伸ばすほどに
遠くへゆく
思うようにいかない今日も また慌ただしくもがいてる

やればやるほど、描けば描くほど、迷いがでてくる
毎日毎日つづけていてもうまくいかない
そんな日々が続いても、諦めずにもがきつづけています。

悔しい気持ちも ただ情けなくて
涙が出る
踏み込むほど 苦しくなる
痛くもなる

諦めずにもがいてもがもがいても、うまくいかずに悔しい気持ち。 情けないし、涙がでるほどくやしかったり、 それでももがいて、踏み込んでいく。ひたすらつらくても痛くても。苦しくても

作品に向き合うとそんな気持ちになることはもうたくさんあります。 それでも前に進むために苦しくてもひたすら続けたい。大変だけれど。。 そんな気持ちが表れてると感じました。

少しづつ変わっていく

嗚呼 感じたままに進む
自分で選んだこの道を
重いまぶた擦る夜に
しがみついた青い誓い

この辺りから主人公の気持ちが変わっていきます。

感じたままに進む、自分で選んだこの道を

眠気の中、まぶたを擦りながら、眠いけど、それでも作業をし続ける それでもしがみついて、自分の中で見つけた指針(青い近い)に向き合います。

好きなことを続けること
それは楽しいだけじゃない
本当にできる?
不安になるけど

好きなことをひたすら続ける、それは簡単ではないし、楽しいことだけじゃない 本当に自分にそれができるのかと思う気持ちで不安になってくる。

作れば作るほど好きなことに向き合うほど楽しいことじゃなく辛いことに向き合わなければ進むことができないです 「本当にできる?」と自分に問いかけます。不安ではあるけど続けたいと。

嗚呼 何枚でも ほら何枚でも
自信がないから描いてきたんだよ
嗚呼 何回でも ほら何回でも
積み上げてきたことが武器になる

いくつもいくつも、作品を作り続けて 自身がもてなくても、たくさん描いたり、作ったりして その積み重ねが自信につながり、それが自分の武器になる

どれだけ作ってもなかなかうまくいかなかったり、それでやる気が出なくなっちゃったり だけどそれでもたくさん作って、それが自分の武器になると信じて

周りを見たって 誰と比べたって
僕にしかできないことはなんだ
今でも自信なんかない それでも

周りや誰かと比べてもしょうがない、 自分にしかできないことってなんだろうと問いかける どれだけ積み重ねても自信なんか持てない、だけどそれでも

どうしても周りと比べたくなるんですよね。 「他の誰かのほうが頑張ってるし、うまくできてると焦ってしまいます」 だけどそれでも作り続ける。

少しづつ不安が自信にかわる

感じたことない気持ち
知らずにいた想い
あの日踏み出して
初めて感じたこの痛みも全部

好きなものと向き合うことで
触れたまだ小さな光
大丈夫 行こう あとは楽しむだけだ

感じたことがない気持ちや、知らなかったり、知らないふりをしていた思い あの日(冒頭の鬱々とした日々)から踏み出したことで、初めて感じ続けてきた向き合うことでの痛みも全部

好きなものと毎日毎日向き合い続けて、ようやく触れられた小さな光

小さな光とは、いままで作品に対して向き合ってきたことで 自分の中でようやく何か自信につながるものが見つかったんだと思います。

それが次の歌詞につながっています

そして「小さな光」が見つかったことでことで、「大丈夫」と自分に言い聞かせて このまま「行こう」、「あとは楽しむだけだ」と言い切れる自信をもっていいます

自信が確信に

嗚呼 全てを賭けて描く
自分にしか出せない色で
朝も夜も走り続け
見つけ出した青い光

自信がついて、全て全身全霊をかけて向き合って 自分にしかできないことを、朝も夜もずっとやり続ける そのなかで見つけた青い光

ここでようやく、一つ前の歌詞小さな光から、青い光を見つけ出しました これは「前半の歌詞青い世界」と比較して考えると、青世界は他者との関係性を表していて 「青い光」は 自分の中にある自信かなともいました。

前半部分では、他の人たちと比べて比較しちゃったり、そんなところをひたすらと歌っていて ようやく自分のなかに自信になるものを見つけたと言うことなのかなと。

好きなものと向き合うこと
今だって怖いことだけど
もう今はあの日の透明な僕じゃない
ありのままの
かけがえの無い僕だ

好きなことと向き合い続けることは、昔と変わらず今だって怖いことだけど もう前半に歌っていたこととは違って、何もないわけではなく

もう今はあの日の透明な僕じゃない、ありのままの、かけがえの無い僕だ」 とここで言い切っています。

前半から後半にかけて主人公が成長し この言葉を自身を見って言い切れる自分になったと言っているのだと思います。 それう言い切れるのはやっぱりすごいなぁ。

最後に聞いてる人たちにむけて

知らず知らず隠してた
本当の声を響かせてよほら
見ないフリしていても
確かにそこに今もそこにあるよ
知らず知らず隠してた
本当の声を響かせてよさあ
見ないフリしていても
確かにそこに君の中に

これで最後なのですが、ここは前半部分で出てきた歌詞とほとんど一緒のものになっています。 ですがここでは、「オクターブ」が一つ上がってとても明るく歌ってるように感じられます。 なぜかと考えると、前半では主人公に向かっての応援、声かけだったのに対して ここでは聞いてる人たちに向かって歌っているんだなと感じました。

私もこの歌で主人公が成長したように、いつまでも進み続けて 最後の歌詞の一文のように言い切れるようにやり続けたいと思いました。

まとめ

勢いで描いた部分もあるので、こんな見方もあるんだなーぐらいに思ってもらえたらと思います。 何回もこの歌を聴いて、作業をしながら頑張れたので好きな歌について書きたいなと思って書いてみました! この歌の主人公のように自分も頑張っていきたいです。